仮想空間から現実世界へ進化を続ける3Dプリンタ。対応するCADファイル形式は?

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3Dプリンターのテクノロジーの進化は止まらない。

Solidworksなどの3次元CAD上で、デジタルの仮想空間にデザインした3Dモデルは、3Dプリンタを通して現実の世界に現れる。
また逆に、現実世界にある実際のモデルを、3Dスキャナーを介して、仮想空間上の3Dモデル化をすることも可能な世の中だ。
(とは言え、モデルのスキャナー技術は、精度の問題や、データ量の問題で、実際に使用するにはまだまだ高嶺の花の感がある。)

明治大学の宮下芳明教授の3Dプリンタの最新研究では、ツルツル表面の樹脂成形だけだったモデル形状に、エビフライの"ころも"のような"質感"が表現できる技術が注目されているらしい。
また最近は、チームラボさんに見られる、実際に描いた絵を2Dデータとして仮想空間に読み込む技術が見られるが、方眼紙のようなシートに簡単に描いた2Dスケッチを基に、簡単に3Dプリントする研究も行われているそうだ。

ところで、3Dプリンタに対応するCADとは何でしょう?

答えは"stl形式"で出力できるCADであれば何でも良いのです。
この中にはSolidworksはもちろん、Inventorも含まれます。また123Ddesignなどの無料でダウンロードできるソフトウェアもあります。

さて、未来は確実にバーチャル(仮想空間)とリアル(現実世界)の垣根が無くなる(あるいはわからなくなる)方向に向かっている感があります。特にバーチャル空間のソフトウェア進化の速度は、リアル世界のハードウェアの進化速度をはるかに上回り、そのうちサーバー内の仮想空間に住むなんていう世界がやってきそうです。

ところで現実世界では、樹脂や金属を成形する3Dプリンタはもう実現していますが、米軍が3Dプリンタでピザを作るという話を聞いたことがあります。未来は確実に変化しているようです。

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